
FURVALが考える「Well-being」とは何か
「Well-being」という言葉を聞くと、多くの方は健康や癒しを思い浮かべるかもしれません。
しかし、私たちが考えるWell-beingは、それだけではありません。
FURVALが目指しているのは、
「空間が、その人の人生を前向きに変えていくこと。」
です。
だから私たちは、
建物だけを設計しません。
庭も設計します。
光も設計します。
風も設計します。
素材の手触りも。
木々が成長する時間も。
その場所で交わされる会話も。
すべてを「暮らしを豊かにする要素」として考えています。
ブランドブックにも、
「FURVALは、Well-beingをデザインする。」
という言葉があります。
その下には、
「空間は、五感から人を変える。」
という一文があります。
私は、この言葉こそ、FURVALという会社を最も表していると思っています。
建物は完成する。でも、庭はそこから育っていく。
住宅会社では、
「完成写真」
が一番美しい写真として紹介されることが多くあります。
もちろん、それも大切です。
でも私たちは少し違います。
FURVALには、こんな考え方があります。
「完成の日、庭はいちばん若い。」
完成したばかりの庭は、まだ完成していません。
植えた木は細く、
枝も少ない。
影も小さい。
けれど五年後、
十年後、
二十年後。
その庭は少しずつ表情を変え、
建物には時間という価値が積み重なっていきます。
建物は年月とともに傷んでいく部分もあります。
しかし庭は違います。
成長します。
家族の思い出を蓄積します。
子どもが遊んだ場所が、
孫の遊び場になるかもしれません。
ブランドブックには、
建物は劣化するが、庭は成長する。
庭は外構ではなく、時間とともに価値を育てる空間資産である。
という言葉があります。
私はこの考え方が好きです。
なぜなら、
家とは、
「建てた瞬間」が価値なのではなく、
「暮らした時間」が価値になるものだからです。
家を建てる人ではなく、人生を描く人と出会いたい。
FURVALには、
こんな問いがあります。
あなたは、
何を美しいと感じますか。
誰と、
どんな時間を重ねたいですか。
朝、
どんな光の中で目覚めたいですか。
十年後、
どんな庭を見たいですか。
あなたの会社は、
誰の手へ渡っていきますか。
その人生は、
どんな空間になれば生かされますか。
普通の住宅会社なら、
最初に聞くのは、
「ご予算」
「坪数」
「間取り」
かもしれません。
もちろん、それも必要です。
でも、それは最後でも考えられます。
私たちが知りたいのは、
その前にあるものです。
この人は、
何を大切にして生きているのか。
どんな人生を送りたいのか。
何を守りたいのか。
そこが分からなければ、
どんなに美しい家を設計しても、
その人だけの家にはなりません。
建築士の仕事は、図面を描くことではありません。
川辺は、
家づくりで最も大切にしていることとして、
こう話しています。
依頼者が家づくりを行うことによって、一番大事にしたい人生・家族・将来を聞き出すこと。
その内容を空間に表現し、想像以上の演出を生み出すこと。
私は、この言葉がFURVALの設計そのものだと思います。
図面は、
人生を翻訳した結果です。
間取りは、
家族の価値観を形にした結果です。
素材選びも、
光の入り方も、
庭の配置も、
すべては、
「どんな人生を送りたいか」
という問いの答えなのです。
数字では測れない「成功」がある。
住宅会社では、
施工棟数や受賞歴を紹介することがあります。
もちろん、それも信頼につながる実績です。
しかし私たちが一番印象に残っているのは、
数字ではありません。
暮らしが変わった瞬間です。
プールへ行けるようになった男の子
あるご家族には、
アトピーを抱えたお子さんがいました。
肌の状態が悪く、
プールへ入ることも難しかったそうです。
家づくりを終え、
新しい暮らしが始まりました。
その後、
「スイミングスクールへ通えるようになりました。」
というご報告をいただきました。
医学的な理由を断言することはできません。
しかし、
住環境が変わることで、
家族の暮らしや毎日に前向きな変化が生まれることはあります。
私たちが設計しているのは、
建物ではなく、
そんな未来なのだと思いました。
あきらめていた子ども部屋
また、
長い間お子さんに恵まれず、
流産も経験されたご夫婦がいらっしゃいました。
当初のプランには、
子ども部屋はありませんでした。
ところが、
新しい暮らしが始まってしばらくして、
赤ちゃんを授かったというご連絡をいただいたのです。
その後、
リノベーションで子ども部屋を増設しました。
図面では想定していなかった未来。
でも、
人生にはそんな「うれしい誤算」があります。
家は、
その変化を受け止められる場所であってほしい。
私たちはそう考えています。
家が変わると、家族の空気が変わる。
あるご主人から、
こんなお話を聞きました。
「賃貸に住んでいた頃は、妻がイライラしていることが多かったんです。」
「でも今は、本当に穏やかになりました。」
その言葉は、
設計者として忘れられません。
住まいは、
家族の感情にも影響します。
動線。
光。
音。
居場所。
安心感。
そうした小さな積み重ねが、
毎日の空気を変えていくのです。
第二章の終わりに
ブランドブックには、
こんな言葉があります。
「FURVALの美しさは、飾ることではなく、扱われることに宿る。」
豪華な素材を使うこと。
流行のデザインを取り入れること。
それだけでは、本当の美しさにはなりません。
その家で、
名前を呼ばれること。
用が済んでも、もう少し居たくなること。
家族が自然と集まること。
そんな日常の積み重ねこそが、
本当の豊かさなのだと私たちは考えています。
そして、その想いはFURVALという会社の未来、そしてこのブログを通じて伝えたいことへとつながっていきます。
第三章では、なぜ川辺勝也が「最後の景色は、一人ではつくられない」と語るのか。建築士・宅地建物取引士としての使命、業界への想い、そしてこの365ブログで発信していきたい理由をお伝えします。
👉第三章のリンク
川辺勝也(FURVAL)
YouTube:@kawabe_katsuya
Instagram:@greenparkgallery
LP:fearless-change.jp